その時恋は動いた。
私たちのところだけ
爆発した。
ヒロインが真っ黒なんて…
せっかく今日も
キメてきたのに…
「クッ…邪魔者が…」
先生も真っ黒だ…
むしろこの人が担任で
大丈夫ですか?
「私、負けませんからね。先生も普段はきちんと仕事してくださいよ」
真っ黒のまま
セレブさん…いやセレブは
席に戻って言った。
負けないって
きっとこの二人も彼に
惚れたのね…
手ごわい二人がライバル
私こそ負けない!
頑張るもん!
制服をはたきながら
私も席へと戻った。
席は…彼自身が決めればいいよね。私のとこ来て欲しいけど。
「ちょっと派手にやりすぎましたな、まめこ」
「……呪文間違えちゃって」
爆発の原因はこの双子か…
いったい何者?
しかも、うっかりで爆発ですか?
「あ、転校生。とりあえず席は夢羽の前ね。座るよね?座らないとか言わないよね~
……むしろ座れよ」
「あ、彼女が良ければ僕もそこがいいです」
え…私の前!?
「ど、どうぞ……」
若干ひいこは脅迫
入ってた気もするけど…
やっぱり私の運命の人よ。
絶対この恋叶えてみせるんだから♪
これから今までとは
まったく違った学校生活に
なりそう!