その時恋は動いた。
「あ、朝ちょっと…」
「まあ、とにかく早く席につけ」
お前が聞いたんだろーうがあァァァァァ!!!!
仕方ないけど、渋々席に向かう。
「おはよう、新小岩さん。遅刻なんて珍しいね」
「ちょっと色々あってね…」
途中から話しかけてきたのは
学級委員の綾瀬セレブさん。
セレブって本名なのかな…
かなり謎に満ちた人
なんだよね~
神秘的というか。
とにかく動きがカサカサしてて瞬間移動してるイメージ。
「………負けねーよ」
「ん?何か言った?」
セレブさんが一瞬
黒かったんですけど!
魔王君臨してましたけど!
「いえ、別に!早く席つかないとまた先生うるさいよ」
ぶっちゃけ聞こえたけどね…
負けないって何が?
「そうだね、じゃ」