その時恋は動いた。






「はい、静粛に!!!」







カツカツと音を立てながら
胸元の開いたスーツの女性が教室に入って来た。












「今日から担任の椎名紅花よ!!」








ビシャアアッッと
先生は何かを床に叩きつけた。











「ム、ムチ?」








セクシーなスーツに
網タイツでムチ?







よく採用されたね…










「SM嬢にしか見えないですぜ」








「私も思ったけど口に出さないでいたのに…






ってひいこォォォ!!!
何それ?何それ?どっから出したの?」








「ん?愛用のピコピコハンマー。」









…にしてはデカすぎるよね、
ひいこより大きいよね




しかも、その大きさなら
相手大怪我するよね?





ピコピコじゃないよ
ボコボコハンマーじゃ…











「私の勘が当たってるなら、あの女もよ…」










ってまめこォォォ!!!




この子はデッカい本
いつの間にか抱えてるし…










「……これ魔術の本」











さらっと言ったけど
普通じゃないから!!!





なんで急にこの二人は…










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