その時恋は動いた。
「坊やも今日からなのね?…ふふ、可愛い」
危ない、危ないよ
この先生!!!!!
「坊やの席は私の膝の上かしら?」
フェロモンムンムンで
私の運命の人を
誘わないでー!!!
「いや…あの…僕の席は…」
「彼は学級委員の私である膝の上よ!!」
セレブさんが席を立ち上がり
彼へと向かう。
ってか膝の上に
こだわるなぁぁぁ~!!
「あら、大人の女性のがいいに決まってるわ」
そう言って先生は
彼の腕をつかむ。
ほんとーに先生かよォォォ
「二人とも危険よ!!私の隣…はもういるから…
私の前の席よー!!!!」
いてもたっても
いられなくなり
私も席を立ち上がり
彼へと走る。
「…やはり。恋の争奪戦、開始ねひいこ。」
「だね!うちらの本業、張り切って恋路邪魔するぞ~♪」
後ろの双子が何
言ってるか聞こえないけど
彼の腕に私とセレブが
あとちょっとで掴めるという瞬間
ドカーーーン