やさしい神の作りかた
「大輔?何…してんのよ?」


「…ほえ?」


聞き覚えのある声だ。

もしや…、くるりと振り向くとそこには思った通りの奴がいた。


「なっ、おっ、まっ…なつき!?お前こそなんでここにいるんだよ!」


「いちゃ悪い?それより、さっき飛んだ時何か落ちたよ?」


「い!?嫌いやイヤ、何でも無いからハハハハ…」


前に落ちていた本を慌てて後ろに隠す俺。


コイツにだけは見られたくない。



だって俺、なつきの事が好きだから…



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