(話術師外伝)『嘘つきウサギ』

 うさ美:「どういうことかしら?」



 いきなり、現れて私の『本名』をばらしてくる戦国さん。



 別に、ゲーム管理者なんだから、私がキャラ登録するときに使った「名前」ぐらい知っていて、当然だろう。



 だけど、どうして突然・・・。



 戦国:「別に、一から説明したほうがいいかな?」



 くっ・・・やっぱりバレていたのか!?



 でも・・・・どっちだ?


 うさ美:「いいや・・・別に・・・。」


 戦国:「そう・・・ならいいのだけど・・・。今後はくれぐれも注意してくれよ。次にやったら、容赦しないから・・・。」



 戦国は、それだけ言うと画面から去っていった・・・。



 ・・・・容赦しないだって?


 笑わせるなよ・・・。



 私を誰だと・・・・・・・・・って、なんで、私は冷や汗を流しているんだ?



< 12 / 56 >

この作品をシェア

pagetop