(話術師外伝)『嘘つきウサギ』
キララ:「え?・・・どういうこと?」
そりゃ、取り残された彼女は分かるまい。
うさ美:「別に・・・なんでもないよ。」
もちろん、キララに本当のことを話すわけにはいかない。
ここに来てから、二週間目。つまりは、今から一週間前、私は試しに「チート」というものに挑戦していた。
チートとは、自分のキャラクターの改造のことで、一気にレベルを上げたり、そのレベルではありえないぐらいの強さを誇ることだってできたりする。
方法もいたって簡単で、パソコンの知識さえあれば、誰にだってできることだ。
もちろんそんなこと・・・・・・ルール違反であることは言うまでもない。
しかし、結果はあえなく失敗。
多少のプロテクトぐらいなら、破れる自信はあったのだが、どうやらアルペクス側でもそれなりの対応をしているらしく、私の30分かけて作ったプログラムは、一瞬にして破壊されてしまった。
まぁ、別に・・・いいのだけどね・・・。
キララ:「そう?・・・うさ美・・・なんだか、危ないことしてないよね?」
うさ美:「うん?何で・・・?」
キララ:「いや・・・日本史ナンバーが出てくるなんて、並大抵のことじゃないからさ・・・。」
確かに・・・ただの「チート」ぐらい、いまどきの自意識過剰な若者なら誰だってやっていることだ。
まさか、それら全員にあんな形で注意して回っているとは思えない。
私に、ピンポイントで攻めてきた・・・。
そりゃ、取り残された彼女は分かるまい。
うさ美:「別に・・・なんでもないよ。」
もちろん、キララに本当のことを話すわけにはいかない。
ここに来てから、二週間目。つまりは、今から一週間前、私は試しに「チート」というものに挑戦していた。
チートとは、自分のキャラクターの改造のことで、一気にレベルを上げたり、そのレベルではありえないぐらいの強さを誇ることだってできたりする。
方法もいたって簡単で、パソコンの知識さえあれば、誰にだってできることだ。
もちろんそんなこと・・・・・・ルール違反であることは言うまでもない。
しかし、結果はあえなく失敗。
多少のプロテクトぐらいなら、破れる自信はあったのだが、どうやらアルペクス側でもそれなりの対応をしているらしく、私の30分かけて作ったプログラムは、一瞬にして破壊されてしまった。
まぁ、別に・・・いいのだけどね・・・。
キララ:「そう?・・・うさ美・・・なんだか、危ないことしてないよね?」
うさ美:「うん?何で・・・?」
キララ:「いや・・・日本史ナンバーが出てくるなんて、並大抵のことじゃないからさ・・・。」
確かに・・・ただの「チート」ぐらい、いまどきの自意識過剰な若者なら誰だってやっていることだ。
まさか、それら全員にあんな形で注意して回っているとは思えない。
私に、ピンポイントで攻めてきた・・・。