(話術師外伝)『嘘つきウサギ』
おもむろに、そんな言葉を書き込んだ。
・・・・・・・・・・うわぁお。
思わず、画面越しに口に出た。
こいつ、アホだ。
正真正銘のアホだ。
こんなところで、こんなボロを出すとは・・・。
コレが、真実であれ嘘であれ、こんな言葉を口にして・・・
うさ美「あなたは、大馬鹿者ね。」
書き込まざる得なかった。
戦国「真実とは限らないだろう?」
違うさ・・・。
うさ美「ええ・・・それが嘘だとしてもよ。あなたが私に『嘘』で対抗しようとした時点で、あなたは愚か者だったのよ。」
戦国「何?」
うさ美「私の目的は、あなたを囮にして、逃げること。」
戦国「・・・・どういうことだ?」