(話術師外伝)『嘘つきウサギ』

 大和「その名前!」


 弥生「そこまで・・・あなたは、うさ美に肩入れしていたの・・・・・・?」


 キララ「うさ美は私が最初に出来た友達よ。手を出したら、承知しない。私が誰だか、分かっているでしょ?」


 ・・・・・・・・・・・・・・・助かった?


 助かったの・・・・。


 守るつもりだった彼女に・・・私が・・・守られたの・・・・。


 でも・・・・


 弥生「あなたが、その名を使うほどの相手だったとはね・・・。」


 大和「失礼したよ・・・。コレぐらいにしておこう。でも、最後に言わせてくれ。」


 言うと、大和はそこで言葉を区切り・・・。


 大和「うさ美・・・戦争は終わった。だが、逃げることは許さない。君はここに残り、俺たちの監視下に置かせてもらう。くれぐれも変なマネをするなよ。」


 それだけ、言い残すと、大和と弥生は消え去った。


 残ったのは・・・。


 キララ「大丈夫、うさ美?」


 私の・・・友人・・・・・キララ・・・。


 うさ美「ごめん・・・あなたを巻き込むつもりはなかった。あなただけは、巻き込みたくなった。」


 キララ「大丈夫だよ。それぐらい・・・それで、うさ美を失うよりいいよ。」


 それで、すべてが救われた気がした。


 ごめん、キララ・・・・・・。


 いえ・・・・。


 ・・・・・・・・・・・日本史ナンバー最狂ナンバー・・・・・様・・・・。



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