おさななじみ

「…あぁ。ごめん。今日も寝坊しちゃって…」

状況を察し、もう一度軽く目を閉じそう言った。

『大丈夫だよっ☆まさちゃんこそ大丈夫?昨日も徹夜で生徒会のお仕事だったの?』

寝転びながら、優は軽く笑って、

「うんッ」

と言った。

『でも起きなきゃマッサミー(担任)に起こられるよっ』

意地悪そうに、私は優のほっぺを人差し指でぐいっと押してみた。

< 6 / 35 >

この作品をシェア

pagetop