タイムマシーン
「朝から何なの!」
思ったより大きな声が出た


「これから授業受けて
お弁当食べて
部活するのに」

「悲しんでなんかいられないよ」


「なんで朝に言うの?」


「せめて帰りに言ってよね」


「そしたら、泣きながら帰ったりできたのに」


「・・・バーカ!!!」
樹衣斗にしゃべる隙を与えず
わざと、まくし立てるように早口に言うと

私はクルリと後ろを向いて
歩き出した。


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