Last Game〜過ぎ去りし日々〜
俺は倒れたまま金城の腹に蹴りを入れ、立ち上がった。



「ハァハァハァ。お前結構強くなったな…」



金城のパンチは重かった。やっぱ伊達にボクシングやってないな。



「当たり前や。お前に負けてから真剣にボクシング続けてたからな!!」


ニヤッ


金城が不敵な笑みを浮かべた瞬間背中に激痛が走り、金城の前にぶっ飛んだ。


そして金城の強烈な右ストレートが顔面にぶちこまれた。



苦しい。息ができひん。


口の中もズタズタや。


そうか。これはタイマンじゃなかったんや。


俺は後ろから誰かに蹴りを入れられた。


俺はその場にうずくまってしまった。




容赦なく、数人から蹴りが入れられる。



クソォ。意識が飛びそうや


そう思った瞬間、何人かの男達が変な声と共にぶっ飛んだ。


顔をあげるとそこには弘貴が羽交い締めにされながらも暴れてた。
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