Last Game〜過ぎ去りし日々〜
屋上は俺のお気に入りの場所やった。




屋上についた俺はさっきの事を思い出してた。






甲子園









野球をやってる奴らにとっては誰もが憧れる場所。





現に俺もその中の一人やった。



いろんな強豪校からスカウトが来たし、その時は甲子園のマウンドに立つ事を毎日夢みてた。




でもあの事件以来、スカウトが来てた高校は何事もなかった様に取り消された。




俺に野球をやる資格なんかあるんか…




鑑別所から出てきた時の教師、部員の目…






「やっぱ無理やな」






雨あがりの少しキツい日差しが俺に降り注いでた。



もぉすぐ夏か


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