Last Game〜過ぎ去りし日々〜
「ハァ…ハァ…」


俺はマウンド上でしゃがみこんでいた。



情けない事に、9人に全力投球しただけでバテてしまった。



「お疲れ。」


そう言って興毅と弘貴がお茶を持ってきてくれた。



「とりあいずタバコはやめるか…」


「そうやな…(笑)」



俺が立ち上がり、歩きだすと、


「集合しよか〜!」



と言う先生の声が聞こえた。




すぐ、部員全員が集合した。




「俺は正直、このチームで甲子園も夢じゃないと思えてきた。ただ、甲子園を目指す以上、今までの練習では絶対に無理や。
お前らの意思を聞いて、練習を厳しくしていこうと思う。お前ら、甲子園は無理と決めつけてたやろ?
でも俺はこのチームは甲子園も夢じゃない様な気がすんねんなぁ。
お前ら真剣に甲子園を目指してみいひんか!?」





その言葉に周りはザワザワとざわめきだした
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