君に幸せあれ!
そして、リカとモエの友達の「大北(オオキタ)」という、ちょっと変わった顔をした女の子を紹介してもらった。


リカとモエとは違う臭いがする。

「この子は絶対に変な子」と、私は確信した。


余談だが、大北は大人になっても「大北」と、苗字を呼び捨てで呼ばれ続ける。


「あっし(私の意)もみんなみたいに名前で呼ばれたいわ~。これからは千夏(チナツ。下の名前)って呼んでや~」と言ったことがあったが、誰も一度も呼ばなかった。




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