君に幸せあれ!
ここで出てきた留守番電話のアナウンスの声。


この声の正体は、一回り(12歳)年上の、私の父親代わりとなってくれていた兄の声である。

問題の電話機は、兄が使っていたものをそのままもらったので、留守番電話のアナウンスは兄の声のままなのである。

おっさんはここに噛み付いてきた。




母親は言った。
「ほっといて!」


おっしゃるとーりである。

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