君に幸せあれ!
直接会ったおっさんは、さっきまでわけのわからないことを言っていた人物とは、別人に見えた。
おっさんは兄に
「さっきはすみません。頭に血が上ってたもんやから…」
と、物腰柔らかく言っていた。
兄も、怒鳴り込もうと意気込んでいたのだが、おっさんの柔らかい口調と、大きな傷跡に同情し、戦意喪失。
ふと、部屋の奥を見ると、リカとモエが制服のままで立っていた。
カバンも背中から降ろしていなかった。
きっと、帰ってきてから今までずっと怒られていたのだろう…
とりあえず兄は、
「うちにはうちの教育方針がある。お宅の教育方針を押し付けられても困る。」
ということをおっさんに伝え、リカとモエの家を後にした。
おっさんは兄に
「さっきはすみません。頭に血が上ってたもんやから…」
と、物腰柔らかく言っていた。
兄も、怒鳴り込もうと意気込んでいたのだが、おっさんの柔らかい口調と、大きな傷跡に同情し、戦意喪失。
ふと、部屋の奥を見ると、リカとモエが制服のままで立っていた。
カバンも背中から降ろしていなかった。
きっと、帰ってきてから今までずっと怒られていたのだろう…
とりあえず兄は、
「うちにはうちの教育方針がある。お宅の教育方針を押し付けられても困る。」
ということをおっさんに伝え、リカとモエの家を後にした。