君に幸せあれ!
しかし、リカは泣いていた。

またまたいやな予感がした。


「どうしたん?!」
と聞くと、リカはヒックヒックと泣きながらも話してくれた。

「おっさんとけんかしてなぁ…むっちゃ腹立ったから家出してきてん…それでなぁ、今、サチカの家の近くにおるんやけど、サチカの家行ってもいい…?」

私は
「すぐにおいで!」
と答えた。


しばらくして、リカが来た。


「なんでけんかしたん?」
と私が聞くと、リカはよほど腹が立っていたのだろう。

また泣き出した。



そして、
「笑わんといてな…」
と前置きをし、リカは話してくれた。


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