君に幸せあれ!
私は大泣きした。

リカとモエも大泣きしていた。

大北は、そんなみんなを見て、あわてて泣いた。




泣いている理由。
それは、リカとモエがお母さんと一緒に住むということは、イコール、転校するということだった。



しかも、安全が確立されるまでは、きっと誰にも連絡ができない。
それほど、おっさんに対する恐怖心があったのだ。



毎日のように遊んだ私たちは、初めて離れ離れになる。

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