君に幸せあれ!
悲しさのあとの怒り
リカとモエが家を飛び出して2~3ヶ月経ったころ、大北から電話が鳴った。



「リカとモエから電話あったで!」



私は軽くショックを受けた。



なぜなら、リカとモエにとって一番の友達は、自分だとうぬぼれていたから。



一番に電話があったのが私ではなく、大北だったことに、少し悲しくなった。



だけど強がりな私は、

「私にも電話してって言うといてな!」

と大北に明るく言った。

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