君に幸せあれ!
駅の改札口をジッと見つめていると、リカとモエが人混みをかき分け、こちらに向かってきていた。


私の心臓が「ドキン」と音を立て、鼓動が早まった。




久しぶりの再会に私たち3人は、今にも泣きだしてしまいそうになった。



積もる話に心躍らせながら、とりあえず私の家に向かった。




家に着くまでの10分間、リカとモエが転校してから地元で起こった出来事、リカとモエの転校先での出来事、同じ都道府県内にも関わらず言葉が少し違ったことなど、私たちは時間も忘れて話し込んだ。





そして、もちろん大北の話もした…。
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