君に幸せあれ!
私の家に到着し一息ついた頃、リカとモエが、口を開く。



「今回の大北の嘘、ちょっと言い過ぎちゃう?サチカ、めっちゃショック受けてたやん(笑)」

「ホンマやなぁ。ちょっと大北に制裁加えなあかんのちゃう?」

「サチカ、私らと連絡取ってること、大北に言ってないんやろ?」




リカとモエにそう聞かれ、私が答える。



「大北は今日、お前らが来てることすら知らんで。」




リカとモエがまた話し出す。



「それならさぁ、今、大北をサチカの家に呼んで、驚かしたろうや!」

「それええなぁ!大北、どんな顔するやろ(笑)」

「めっちゃびっくりするんちゃう?」

「それで、なんでしょうもない嘘ついたんか、問いただそうや」





そして私が口をはさむ。



「でもあいつ、「誰かがリカとモエの振りをして電話掛けてきた」とか言い出したりして(笑)」

「ありえるな~!(笑)」


と3人で笑った。



そして私は、大北に連絡し、「話があるから家に来て~」と伝えた。
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