君に幸せあれ!
大北は、そこにいるはずのないリカとモエの顔を見て、カッチコチに固まっている。



そして、驚くほど低い声で

「お前ら、何してるん…」

と言った。



リカが

「大北~!久しぶり~!お前、あんまり変わってないなぁ!ちょっとホッとしたわ(笑)」

と言うと、大北は少し顔がほころんだ。




しかし、モエがすかさず

「誰が足骨折して入院してたって~?」

とジャブを打った。





大北は

「へ?」

と声を漏らした。
< 64 / 70 >

この作品をシェア

pagetop