鋼の心









「ルシュア!!!」


ばんっ!!という
ドアを開ける大きな音と共に…
部屋に入ってきたビオとキャッシュ。


「大丈夫………っ!?」

ビオはそこまで言うと、
喉を詰まらせたように黙った。


目を瞑ったまま…ルシウスから
離れようとしないルシュア。


勢い良く逸らしたビオの視線。
その様子をしっかりと
キャッシュが見届けていた。




絡まり合う…思い。
迫る危機…。








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