鋼の心








「ビオ……、必ず奴はまた来るわ…。
その時は…。お願い。」






―彼を私に撃たせて…―






沈黙が流れ…その場所一体が
暗い空気に包まれた。


「……それだけは…譲れねぇ。
わりぃ…。ルシュア…。」

そうルシュアに背を向けたビオは
部屋を出て行く……。



同じ者を憎む2人……。



ルシュアは握り拳を強く握った。









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