鋼の心
少しして…言われた通りの物を
持ってきた2人は…
もう一人おまけをつれてきた。
「…知恵熱か?」
と、笑う…ダリムだ。
「いいえ、疲労ね。」
そうさらっと述べたルシュア…。
そっと、ダリムに顔を向ければ……
いつのまにか…
キャッシュとビオは居なくなっていた。
「疲労…だと?」
眉間に皺を寄せたダリム…。
ルシュアは…えぇ。と、
そうため息混じりに答えた。
「セレナが…私を襲った日以来。
彼を寝ている所を…
私は見た事が無いわ。」
「何?」
ルシュアの言葉に…
さらに顔を顰めるダリム。