鋼の心
「面白味のねぇ野郎。
呆気なく死にやがった。」
片方の口端を上げて、
鼻で笑うキャッシュを…
そこで初めてマフィアだと実感した。
「ふーん。…なかなかやるじゃねぇか。」
そうルシュア達に近付く一人の男。
と、その時だった。
ズダーン!!!
と、言う銃声と共に…
キャッシュがルシュアの方へ倒れたのは。
「ツツ…。くっ…俺と…したことが。」
そう顔を歪めるキャッシュは
右胸から血を流していた。
床へ倒れたキャッシュ…
ルシュアは…そんなキャッシュを
唖然と見つめる事しか出来なかった。