鋼の心








「面白味のねぇ野郎。
呆気なく死にやがった。」

片方の口端を上げて、
鼻で笑うキャッシュを…
そこで初めてマフィアだと実感した。


「ふーん。…なかなかやるじゃねぇか。」

そうルシュア達に近付く一人の男。


と、その時だった。


ズダーン!!!
と、言う銃声と共に…
キャッシュがルシュアの方へ倒れたのは。


「ツツ…。くっ…俺と…したことが。」

そう顔を歪めるキャッシュは
右胸から血を流していた。


床へ倒れたキャッシュ…
ルシュアは…そんなキャッシュを
唖然と見つめる事しか出来なかった。







< 162 / 222 >

この作品をシェア

pagetop