鋼の心
「どう言うことだ?」
そうルシウスが声を出す…。
「申し訳…ありませ…、
ファイアー・バード…に…
ルシュアが…」
「っ!連れ去られたのか?!」
目を見開いて…部屋を
出て行こうとするルシウス。
それをダリムが止めた。
「もう本拠地を変えている事は
お前も知っているだろう?
落ち着け。」
「落ち着いていられるものか!!」
「ルシウス」
叫ぶルシウスに、
ダリムがそう言葉を挟む。
そんな取り乱したルシウスを見るのは
ビオもキャッシュも初めてだった。