鋼の心
「あ?調子乗ってんじゃねぇぞ?
糞アマが!!!」
ルシュアの前髪を掴み上げ、
顔を近づけてくる男。
ルシュアは不敵な笑みをして見せた。
「…体の自由の利かない女相手に。
一々、イキがらないで下さるかしら?」
「んだと?おらぁ!!」
ルシュアの言葉にそう声を上げる男。
ルシュアはさらに微笑んだ。
「それとも…、私が身動きが
できないという状況じゃないと
勝つ自信がない。そう言う事ですの?」
バキィィィ!!!
そう鈍い音が部屋中に響き渡り…
ルシュア頬を殴られていた。