鋼の心
「何よ、その顔。
私が誰と付き合おうが私の勝手。
誰を殺めようが、それも私の勝手。
貴方にどうこう思われたり、
言われたりする覚えは無いわ。
……皆、摘み出して頂戴。」
そんなルシュアの一声に…
出てきた男は10人。
ルシウスを羽交い絞めにして、
動きを奪う…。
そんなルシウスにルシュアは近付くと
腰にある拳銃を抜いた。
「いい事、教えといてあげるわ。
人間は強者と弱者に別れるの。
強者は弱者を支配できる。
私はセレナの強さに魅了されただけ。
だから女になった。
私は強者、貴方は弱者。
…弱い人間は弱いなりに、
静かに生き続ける道を選びなさい。」
これは貰っとくわね?と、
言葉を後付けして
ルシュアはルシウスに
背を向けて歩き始めた。