鋼の心










脳裏に焼きついた…ルシウス…。



一度も忘れた事が無かった。



「ねぇ…お願いがあるの。セレナ。」

そうルシュアは声を出した。


セレナはにやりと不敵な笑みを見せて…
ドアの方に顔を向ける。


「やれやれ、客人だ。ルシュア。」

そう拳銃を上げたセレナ……。


バタバタバタと、多数の足音……。



ルシュアの顔からは血の気が引いた。



(まさ…か…)









< 204 / 222 >

この作品をシェア

pagetop