鋼の心







「ふ……、やはり…な。」

そう苦しそうに顔を歪めるルシウス。


「2年前…。あの時のお前は…。
偽り、…だった。」

そっと微笑むルシウスは…
ルシュアをしっかりと支えていた。


「二人に…してくれ…ないか。
ダリム……。最後の…頼みだ…。」

そう微笑んだルシウス。


ダリムもそっと微笑んだ。



「あぁ。来世で会おう。」


ダリムはキャッシュとビオを
引きつれ…外へと出て行った。


バタンッ…。


閉まるドア…。








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