鋼の心











「ち…かい……守れなかっ…」

意識が朦朧とする…中…
ルシウスはルシュアの頭を撫でつづけた。


「守る…。来世で……」

「来世?…」

「我には…分かる…。」

「どうし…て?」

「2度も…離れて…。
2度も…会えた。
…次だって…会える。」


断言するルシウスに…。
ルシュアは疑いを持たなかった。











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