鋼の心
「えっ…」
そう躊躇する男達…。
ルシュアは下唇をかみ締めた。
「もう良い、下がれ。」
と、銀髪男が言う…。
すると、素早くその場を後にする彼ら。
どうやら…銀髪男に絶対心中らしい。
「外道共…」
ぼそっと、ルシュアがそう言えば
茶髪男が鋭い瞳を向ける…。
ルシュアは此処に馴染めないと
心底思っていた。
「行くぞ。」
そう引っ張られるロープ。
「あ!」
ルアンはバランスを崩しながら
前へ進んだ。