鋼の心
悲しみの表情
あれから3日という月日が経った。
ルシュアの手首の傷は
まだ治らず白い包帯が両腕に巻かれている。
ルシュアの為に大きな部屋も用意され…
なんとなく心を閉ざす事を
分ってきた気がする。
あの時のような態度を
取る事が出来なくなった。
そして…ルシュアにはビオしか
信じれなくなったのだ。
いつも行くのはあの15階。
今日は舞を舞おうと、
金属で出来た奥義を両手に
エレベーターに乗った。
いつもビオが居る筈の15階。
だが今日は…違う客人が来ていた。