鋼の心
「ダリム…貴方もマフィアね?」
そう彼の腰から拳銃を抜き取り、
ルシュアは、首を傾げた。
「おい、女が持つものじゃないぞ。」
ダリムはルシュアの手から
拳銃を取ると腰に刺しなおす…。
「何しに来たの?此処へ。」
「ルシウスに呼ばれた。
我々、フォーク・アイ【鷹の目】と
シルバー・ウルフ【銀の狼】は
合併しているからな。」
ルシュアの尋ねに対してのダリムの言葉。
ルシュアは目を見開いた。
「どうしてあんな人間と
手を組んだの!?!?」
思わず大声で尋ねる。
「此方的に好都合だったからな。
ナンバー2の我らと…
ナンバー1の奴ら。
手を組めば戦闘力が増える。」
ダリムはそう言うと、
ルシュアの頭を撫でた。