鋼の心
「ならば…力尽くで。
お前を我が物にする。」
しーんと静まり返った部屋。
ルシウスは確かにそう言った。
それも…酷く
……悲痛な顔をして。
ルシュアが目を見開く間も無く
ルシウスはその口を封じていた。
「んんんっ!!!」
いきなり押し付けられた唇に
戸惑いながら抵抗するも、
ルシュアの両手は頭の上に
一纏めにされて、動く事を防がれた。
ルシュアの脚の間には
ルシウスの右足が入り込み
着ていたドレスがはだける…。