鋼の心








一人になったキャッシュは
小さなため息を吐いた。


「やれやれ…、勘違いも良い所だ。」

ポケットに手を突っ込み…笑みを零す。


目の前には…ルシュアが一番初めに使った
拳銃が黒光りしていた。


「お前が憎むべき男は…他に居る。ビオ」

そう…キャッシュが呟いた言葉は…
ビオ、ルシュア、ルシウスの
運命に関わるとも、知らず…
闇に消えてゆく…。


「さぁて、俺もそろそろ殺すかな。」

拳銃を持ったキャッシュは、
的に向いて構える。


「近い未来………。」

そう呟くように言うキャッシュ。



ズガァァァァン!!!
と、銃声がなった。









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