鋼の心









ルシュアの背中にゾクゾクと、
悪寒が走った。



『久しぶりに……』



その言葉が…耳から離れない。



「どうして…っ!!」

かすれた声で…そうセレナに尋ねれば…
唇で弧を描く彼…。


震えが止まらない…。



「私が知らない訳が無いでしょう?
ルシュア……いいえ、
ディアナ御嬢様。」

にっこりと微笑んだセレナに…
ルシュアは護身用として
ビオから渡されていた拳銃を向けた。










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