L2
皆一斉に見に行った。
あたしは人の波に飲み込まれ、真衣と離れてしまった。

「きゃっ!」
あまりの込み具合に付いていけず、転んでしまった。
「大丈夫?」
傍にいた人が腕を持って、助けてくれた。
「すいません。」
あたしは急いで立って、お礼を言った。
顔を見ると、どっかで見たことのある男子。
…だれだっけ?

「み~お~!!」
真衣の声がした。
「あ、ありがとうございました!」
あたしは再度お礼を言って、真衣のところに向かった。
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