L2
4時間目の終わりのチャイムが鳴ると、すぐに真衣が来た。
「澪!!屋上行こ~。」
「ちょっと待って!」
真衣は待ちきれないのか、足をジタバタさせていた。
とても高校生には見えない。

「じゃ~、屋上まで競争ね!」
真衣は猛スピードで走りだした。
そんな、急がなくてもいいのに。
「ちょ、待ってよ~。」
あたしも真衣を追った。
< 8 / 17 >

この作品をシェア

pagetop