危険な日々
「ゆっちゃん??」


私は一向に固まったままのゆっちゃんに声をかける。


もちろん、鍋の前を死守してね


「ムカツク…」





ぇ??


「ゆっちゃん??」


いきなり無視をしていた次はムカツクですか…。


けど、実際、そんな余裕ぶった言葉はすぐに消えて、不安だけしか残らなくて


私は、逃げるようにリビングを出ようとした。


けど


「何逃げてるの??」


!!!


右手はゆっちゃん、


嫌!!


悪魔に掴まれていた。


私は睨むように悪魔を見ると、悪魔は今まで見た事のない怖い顔をしてた。


「ねぇ…。」


「麗玻はさ、何でもっと自分を大事にしないわけ??何で俺に頼わないわけ??寂しいんなら寂しいって言えよ!!」



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