危険な日々
あの男を思い出すと心臓がまた活発に動きだした。


不覚にもトキめいてしまった…


あぁー!!


私の馬鹿ぁ!


けど、キス上手かった…


って違~う!!


せわしなく一人百面相をしてたら、ママの声とノックの音。


「麗玻~?準備できたの~?」


「あっ…ごめ…すぐ着替える!!」


私は急いで立ち上がるとクローゼットと相談する。


えーっと…


んー…どうしよ…


初めて会うんだもんね。


やっと出来る妹に怖がられたら嫌だし馬鹿っぽく見えないの…と♪


私は無難に黒のタートルと花柄のワンピを選ぶと、ベットに置いた。


なにはともあれ、念願の妹よっ♪!!


そうっ!!妹と仲良くすることだけ考えなくちゃっ♪


鼻歌交じりに制服を脱ぐとシワにならないようにハンガーにかける。


その時だった。


---ガチャ…


背中越しにドアが開いた音が聞こえた。


洋服選びに時間かかったから、ママ様子見にきたのかな??

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