危険な日々
「すぐ準備終わる~。」


黙々とスカートをハンガーについている洗濯バサミで挟む。


「…妹って馬鹿女の…」





…??


…は!?


…はいぃぃ!!!???


スカートは私の手をすりぬけ床へと落ちた。


「…これからよろしく。子猫ちャん♪」


男の悪魔スマイル。


まぶしいぜっ


って、ちっがーう!!!


「あのー…。なにか勘違いなさってるんじゃ…。お帰りは階段おりて目の前のドアから…」


「頭悪い。だから俺が君の新しいお父さんの連れ子だってば。」


は!?


私にこれから出来るのは可愛い妹(推定)であって貴方は私のベロチュー奪った男よ??


「…さっすが馬鹿女。」


男が笑うっ


その言葉今日何度聞いた事かっ!!


「人の事、馬鹿馬鹿って…」


「それとも…」


男は私の言葉遮って真面目な視線でこっちを向く。


てか、なんで近寄ってきてるのよ?!!


「なっなによ!!!」


男は私の目の前に立つと顔を寄せて耳に息を吹き掛けた。


「ひゃっ///」
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