危険な日々
すっごく小さな私のささやきは、地獄耳の(推定)悪魔男にばっちり聞こえていて…。


すがすがしい朝っ!!って感じの笑顔と共に


「最高の褒め言葉ありがとう。」


って返って来た。


…良い性格してるじゃないの!


反撃できずに悪魔男を睨む私。


「ちなみに今7時30分だからね??」


悪魔男はそう言うとトントンと階段をゆっくりと降りて行った。


7時??


30分??


~~~!!??


私はベットから飛び起きるとマッハでずーっと着続けてちょっと着崩れのある制服を着る。


「私としたことが寝坊なんて…っ」


ああぁ…今日は化粧する暇なんてない…


走んないと遅刻だ…


私はメイク道具とか全部鞄に放り投げると、階段を駆け降りる。


いつもと違ってリビングから人のいる気配がしたから…。
< 20 / 114 >

この作品をシェア

pagetop