危険な日々
悪魔のせいで。


ドキドキさせられたり


ほっぺを熱くさせられたり


私は忙しいよ…


これは熱のせい…??


心臓の音がすっごく早くて、ボーっとした頭に大きな音が響いて悪魔に聞こえないかなって、不安になった。


「…胸、でっかいね。て、この前見たか…」


ぼそっと呟く悪魔…。


こいつ!!!


「なに言っ…」


「あ、手下さげないでよね??」


え…??





って


ぎゃーっ!!


私は声にならない叫びを上げて繋いでいた手を緩める。


「ちょ…っ、危な…」


悪魔はブレーキを踏んで私の片手を掴んだ。

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