危険な日々
え…沈黙!!???


その反応が一番痛いじゃないっっ!


からかわれた方が楽なのに~っ


…バカぁ。


そんな微妙な空気の中


朝の二人乗り登校はすぐに終わりを告げる。


「…だから家に自転車なかったわけね。」


私に聞こえるか聞こえないかくらいにそう呟きブレーキをかける。


「…ありがと」


私は荷台を降り、鍵をかける悪魔に言う。


悪魔は自転車の鍵を取ると顔を外して





にっこり…


なーんか


嫌な予感が……


「今日から特訓」





はい!?


楽しそうに

あなた何言ってるの??!


「特訓て……」
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