【短編】俺たちの夏
最近は夏の甲子園に向けて、部活に打ち込んでいる。
今年、3年の俺らにとっては最後のチャンスだ。
毎年ウチの学校は、予選敗退という結果。予選の決勝戦までいっても、あと一歩というところで負ける。
今年こそは!!
と、チームのみんなが燃えている。
二週間後から予選が始まる。
俺らは試合に向けて、調整を始めていた。
「拓也、今日も調子いいな♪」
諒は、そう言いながら俺にボールを投げてよこす。
「そりゃ、どうも。」
俺が素っ気なく返すと、諒は嬉しそうに構えた。そんな諒を見て、なぜか俺も嬉しくなる。
こうやってマウンドに立って投げるのは、最高に気持ちいい。心がスカッとしていくかんじがたまらない。何よりボールを受けてくれるのが、諒だからっていうのもある。
こんなこと、アイツの前では口が裂けても言えないけどね。
今年、3年の俺らにとっては最後のチャンスだ。
毎年ウチの学校は、予選敗退という結果。予選の決勝戦までいっても、あと一歩というところで負ける。
今年こそは!!
と、チームのみんなが燃えている。
二週間後から予選が始まる。
俺らは試合に向けて、調整を始めていた。
「拓也、今日も調子いいな♪」
諒は、そう言いながら俺にボールを投げてよこす。
「そりゃ、どうも。」
俺が素っ気なく返すと、諒は嬉しそうに構えた。そんな諒を見て、なぜか俺も嬉しくなる。
こうやってマウンドに立って投げるのは、最高に気持ちいい。心がスカッとしていくかんじがたまらない。何よりボールを受けてくれるのが、諒だからっていうのもある。
こんなこと、アイツの前では口が裂けても言えないけどね。