【短編】俺たちの夏
好きなことをやっていると、時間の流れは早く感じる。


「まだ、投げたりなぇな。」

俺がそんなことを言っていると、諒が呆れたように言ってきた。

「さっき監督が『明日は試合だから、しっかりと体を休めておけよ。』って、言ってただろ!ホントに野球バカだなぁ。」

「うっせ。」


こんなに余裕にしていられるのは、今だけだろうか?

そんな疑問を抱えてしまうほどだった。


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