紙ヒコーキ
次の日、学校では新しく教科書をもらい、名前を書いていると、高木君が「おまえの字って簡単なようで難しいよな~」といきなり言って来た。
「俺なんて単純な漢字だぜ笑」と笑いながら言った。なにが単純なんだかと思い「そうですか」と受け流しといた。

高木君はいきなり
「おまえなんか怒ってんの?」と顔をのぞかせて言って来た。
「!!!」
かなり顔が近い。
こう見えて高木君ちょー美形なんですよ。
髪の毛はさらさらで茶色だし。かなりドキドキ

「いや。べつになんも?とくに。ははは」
と私は苦笑いした。
「ふ~ん。ならちゃんと喋れし~つまんねーし」と不機嫌で顔を膨らませる高木君。

「なに喋ればいいの?
てか高木君と会って二日だしまだ!」

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